米の安定供給等実現関係閣僚会議

　会議では、米の需給と価格をめぐる状況について議論が行われました。

総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「我が国の米生産については、今後、農業者の急速な減少が見込まれるとともに、昨年夏の品薄をきっかけに米価が高騰するなど、主食である米の供給に対する国民の皆様方の不安が高まっている状況にあります。
消費者の方々に持続的に安心いただける価格で米を提供するとともに、生産性向上を通じた持続的な農業生産により、米の安定的な供給を実現することが必要であります。そうした議論をこの関係閣僚会議で行っていきたいと考えております。
小泉農林水産大臣におかれては、これまで迅速かつきめ細やかな対応により、政府備蓄米を想定よりも早く店頭に並べていただいたところですが、米の価格が落ち着くよう、引き続き、スピード感を持って対応すること、並行して、まずは今般の米の価格高騰の要因や対応の検証を行うこと、その上で、その検証を踏まえた短期と中長期の対応策を検討することを進めてください。
中野国土交通大臣におかれては、備蓄米がスピード感を持って滞りなく配送されますよう、引き続き、物流業者への働きかけをお願いします。
食料・農業・農村基本計画において、米を増産することとしておりますが、将来にわたって生産者の方々が意欲を持って持続的・安定的に米を生産し、かつそれを消費者の方々に手に取りやすい価格で供給できる生産者・消費者、双方にとってメリットのある米の安定供給が実現されるよう、官房長官及び農林水産大臣を中心に、関係閣僚が一体となって取り組んでいただくようお願いいたします。以上です。」