「第10回双葉郡ふるさと創造学サミット」開催(福島県双葉郡広野町)[令和5年12月2日]
令和5年12月2日(土)、広野町の福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校において、「第10回双葉郡ふるさと創造学サミット」が福島県双葉郡教育復興ビジョン推進協議会の主催で開催されました。双葉郡8町村立小・中学校・義務教育学校、福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校、福島県立富岡支援学校では、地域を題材にした探究的な学習活動として「ふるさと創造学」に取り組んでおり、本サミットでは、それぞれの取組を報告し、学びを通じた交流を行っています。
当日は平木復興副大臣と安江文部科学大臣政務官も会場を訪れ、各町村の子どもたちが考えたふるさとの将来に向けての提案やこれまでの取り組みに熱心に耳を傾けていました。
各校のうち、なみえ創成小学校では、浪江町が取り組む水素エネルギーの利活用について分かりやすく説明し、グループディスカッションを通して、参加者全員で浪江町と双葉郡の未来について考えました。
また、楢葉中学校は、生徒が設立した模擬会社「Nalys」で楢葉町の特産品である柚子やイチゴなどを使ったオリジナル商品の開発の様子や、“食べた人に笑顔になってほしい”という商品への思い、日本橋ふくしま館MIDETTE等での販売活動を通して学んだことなどを発表しました。
他にも、ふたば未来学園中学校では、「過疎集落は誰がどのように残していくべきか」をテーマに発表・グループディスカッションを行い、「(広野町の)箒平地区は童謡『とんぼのめがね』が作られた歴史があるため、過疎地域ではあるが、次の世代に残していくべきだ。」、「住みやすさを優先して、都会に住むべきだ。」などの活発に意見交換する姿が見られました。
今年度は4年ぶりに児童生徒が一堂に会したということもあり、どの発表も熱意がこもっており、参加した児童生徒たちは発表の合間に他の学校の取り組みを聞きに行くなどして、会場は大変な賑わいを見せていました。
※福島県双葉郡教育復興ビジョン推進協議会ホームページ⇒http://futaba-educ.net/
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出典:復興庁ホームページ (当該ページのURL)