葛尾村村制施行100周年記念式典(福島県双葉郡葛尾村)〔令和5年6月11日〕
村制施行から今春に100周年を迎えた葛尾村で、6月11日(日)、「葛尾村村制施行100周年記念式典」が執り行われました。
葛尾村は明治22年4月、町村制施行にともない、上野川村、野川村、落合村、葛尾村の4か村が合併して葛尾村になった後、明治32年に津島村(現浪江町西部)と津島・葛尾組合村を形成しました。その後、人口増加などの理由から、大正12年に津島村との組合村を解消し、現在の葛尾村が誕生しました。葛尾村の名の由来は、戦国時代に信州の葛尾城から落ち延びた松本家が、まだ地名のなかったこの土地に土着し、故郷のお城の名前である「葛尾」と名付けたのが始まりと言われています。
葛尾村健康増進センターを会場にして行われた記念式典には、国・県・各市町村などの関係者約140人が出席し、篠木葛尾村長は「新しい時代の村づくりに向けて一歩を踏み出し、まい進していく。」と挨拶し、出席者らと共に村制施行100周年を祝いました。また、東日本大震災からの支援及び地域間交流への協力に貢献した3つの町と、村政進展に貢献した歴代の村長などに、篠木葛尾村長から感謝状が贈呈されました。
式典終了後には、村制100周年の記念事業として、村に縁のある「能・狂言」の公演が葛尾中学校体育館にて催され、観覧した村民らはふるさとの歴史や伝統文化に思いを馳せていました。
また、式典前日の10日(土)には、村内の復興交流館「あぜりあ」で村制施行100周年と同館の開館5周年を記念したあぜりあ市が開催されました。会場では、ステージ発表のほか、村内外の約30もの企業・団体が出展し、凍み餅などの村特産品が販売され、多くの人で賑わいました。
現在、葛尾村では、新たな産業やイベント等の創出、インフラの整備を進めています。100周年という節目を迎え、村民の帰還促進や移住定住者の増加が加速し、まちの賑わいの再生、新しい村づくりへとつながっていくことが期待されます。
※「葛尾村公式ホームページ」 ⇒https://www.katsurao.org/
「葛尾村移住・定住支援センター」⇒https://konnichiwa-katsurao.jp/
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出典:復興庁ホームページ (当該ページのURL)