復興なみえ町十日市祭(福島県双葉郡浪江町)[令和4年11月19日、20日]
浪江町地域スポーツセンターにおいて、「復興なみえ町十日市祭」が令和4年11月19日(土)~20日(日)の2日間に渡り開催されました。
「復興なみえ町十日市祭」は、旧暦の10月10日を中日として3日間行われたことに由来する秋の伝統行事です。収穫を終えた町民が豊年を祝い、冬に向けた生活用品の支度をするための市として始まり、東京電力福島第一原発事故前までは町の目抜き通りである新町通りにおいて約300の露店が出店するほどの町内最大級のお祭りでした。
避難を余儀なくされた事故後の平成23年においても、町役場庁舎の移転先であった二本松市において開催され、平成29年の町の一部避難指示解除に合わせて、この十日市祭も二本松から浪江の地へと戻ることとなりました。
今年は、「子どもみこし」が12年振りに復活し、みこしを担ぐ子どもたちとその姿を見守る町内外の方々により大きな盛り上がりをみせていました。大堀相馬焼の展示即売会「大せとまつり」も同時開催され、多くの方々が窯元との交流を通じて300年以上の歴史をつなぐ伝統に思いを馳せていました。
地元に根付くこのようなお祭りを通して、町の雰囲気、伝統、想いが多くの方々へ伝播し、復興へと向かう浪江町に更なる賑わいが取り戻されるよう我々も尽力していきます。
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出典:復興庁ホームページ (当該ページのURL)