たくさんの笑顔と希望を乗せて再び!-うみねこ丸就航開始(岩手県宮古市)(令和4年9月21日)
岩手県宮古市で新しい遊覧船「宮古うみねこ丸」の運航が始まりました。以前宮古市では3隻の遊覧船が運航していましたが、2隻が東日本大震災で被災、残る1隻も乗客減少や老朽化により令和3年1月に58年の歴史に幕を下ろしました。終了後、再開を望む声が多く寄せられたことを受け、宮古市がクラウドファンディングなどの寄付を活用し新しい船を建造しました。
この遊覧船は船体が2つある双胴船で、広いデッキスペースやバリアフリー設備を備えています。船体には浄土ヶ浜の地域色「浄土ヶ浜エターナルグリーン」を使い、人々の思いが重なり、未来に伸びていく様子がデザインされています。
周遊中は船上でしか見られない迫力満点の景色を堪能できるほか、浄土ヶ浜などの見どころや豆知識をガイドが紹介してくれます。また、船内で販売されている「うみねこパン」で、うみねこへの餌付け体験も楽しめます。
船名は公募で決まり、その名前には「うみねこのように笑顔を届け、これまで繋いできた思い出や宮古市の象徴として希望を乗せて羽ばたいてほしい」との願いが込められています。
震災復興など様々な思いを乗せ、新たな船出を迎えたうみねこ丸は、これまで以上に多くの人に愛される「みんなの遊覧船」として三陸観光のシンボルとなることでしょう。ぜひ一度、三陸の絶景を船から楽しんでみてはいかがでしょうか。
【うみねこ丸(全体)】
【うみねこ丸より】
【1階デッキスペースより(船内)】
【2階デッキスペースより(船内)】
【うみねこへの餌付け体験より】
【浄土ヶ浜より】
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出典:復興庁ホームページ (当該ページのURL)