国と地方の協議の場
令和7年11月14日、高市総理は、総理大臣官邸で令和7年度第2回国と地方の協議の場に出席しました。
会議では、地域未来戦略及び地方分権改革の推進、物価高対策について協議が行われました。
総理は、冒頭の挨拶で、次のように述べました。
「皆様、こんにちは。地方六団体代表の皆様におかれましては、この協議の場にわざわざ足をお運びいただきまして、ありがとうございます。
日本、今、なかなか厳しい状況でもございますけれども、この内閣では、とにかく『強い経済』を作る、今の暮らしや未来への不安を希望に変えていく、そのためにも、『責任ある積極財政』の下で、しっかりと歩みを進めていきたいと思っております。
また、この地方の活力こそが日本の活力だということ、地方出身者の一人として、私はよく考えております。とにかく、それぞれの地域が持つ伸び代、これをいかしながら、日本、全国各地どこに住んでいても、やっぱり安全に暮らすことができて、そして必要な医療や福祉を受けることができて、質の高い教育を受けることができて、ちゃんと働く場所がある、そういう地域がたくさんたくさん各地にできていけば、日本はまだまだ成長できるし、すばらしい未来を次の世代にも残せると確信をいたしております。
この度、私どもは経済対策を作り、まもなく補正予算案を国会に提出をいたします。まずは、今の物価高から多くの皆様の暮らしを守る、生活の安全保障、これを最優先させていただきます。
今回の(経済)対策では、重点支援地方交付金を拡充いたします。このメニューを決めていただくのは、地方の代表の皆様方でございます。それぞれの地域によって、ほんとに生活にお困りの方に手を差し伸べる、そのためにお使いいただいてもいいですし、また、赤字でなかなかこの賃上げ、税制が活用できない、そういう中小企業のために、補助金としてお使いいただいてもいいですし、また、農林水産業がなかなか今、コスト高で大変だといった場合にはそういったことにもお使いいただけます。そういった割と自由に使えるメニューのお金なんですけれども、これをしっかりと拡充してまいりますので、事務的な作業なので、いろいろと御負担もおかけをいたしますが、それでも多くの方々、とにかく物価高で今しんどいなと思ってらっしゃる、たくさんの方々をお助けいただきますように心からお願いを申し上げます。
本日どうか、忌憚(きたん)のない御意見を賜りますよう、よろしくお願いいたします。今回、第1回、内閣総理大臣として御一緒いただきますんで、引き続きこれからも御指導をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。」
出典:首相官邸ホームページ(当該ページのURL)