熱中症対策推進会議
令和7年8月7日、石破総理は、総理大臣官邸で令和7年度第2回熱中症対策推進会議に出席しました。
会議では、夏季の熱中症対策等について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「8月5日には、群馬県伊勢崎市において気温が41.8度まで上昇いたしました。これは国内の観測史上最高気温ということでありまして、これを更新したものでございます。
昨年は、熱中症により2千人以上の方がお亡くなりになられました。昨年の交通事故死者数が2,663人でございまして、これに匹敵する数まで増加をいたしておるものであります。東京都のデータによりますれば、お亡くなりになられた方の8割以上が高齢者の方々、また、8割以上がエアコンを使っておられなかったとのことであります。 国民各位におかれてましては、テレビなどを通じまして、熱中症警戒アラートの情報に十分お気を付けていただき、エアコンの適切な利用、こまめな水分・塩分の摂取などの熱中症の予防対策を取っていただきたいと重ねてお願いを申し上げるものでございます。
政府におきましても、国民の皆様の命と健康を守るために、熱中症対策を強力に推進してまいりますが、
このため、本日お集まりの関係省庁におかれましては、
お子さんたちの命を守るため、避難場所にもなる学校の体育館等へのエアコン設置支援を含む熱中症対策を強化していただきたい。
2番目に高齢者の方々を始めとする熱中症、これを減らすための地域の民生委員などと連携をした予防対策の呼びかけ、環境大臣から紹介がありましたが、クーリングシェルター、すなわち市区町村が指定をした公民館、図書館、地域の薬局等々でございますが、このクーリングシェルターの活用を促進すること、働く人たちの現場における休憩場所の整備、健康管理などの対策の充実、これを屋外で働かれる方、いろいろな工事に従事をされる方、あるいは農作業に従事をされる方、そういう方々が大勢おられるわけでありますが、休憩場所の整備、あるいは健康管理などの対策の充実、そして先般も津波がございましたが、地震・津波・台風等によります、避難時の熱中症対策等々、そのような取組を徹底をしていただきますようにお願いを申し上げます。
浅尾環境大臣の下、取組の進捗を確認をしながら、関係省庁、より緊密に連携をして、できることは全て実行していただきたいということ、よろしくお願いを申し上げる次第でございます。私からは以上です。」
出典:首相官邸ホームページ(当該ページのURL)