令和8年6月30日、高市総理は、総理大臣官邸で令和8年第10回経済財政諮問会議を開催しました。
会議では、経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
(高市総理)
どうも、お疲れ様でございました。本日は骨太の方針の原案について議論をしました。
日本と日本人の底力をいかし、総合的な国力を徹底的に強くしていく。これが高市内閣の使命です。
その中核が強い経済の実現であり、従来の延長線上にない新たな経済財政運営への抜本的な転換を図ります。
高市内閣は、長年にわたる投資不足の流れを断ち切り、世界的な産業政策の大競争時代に対応していくため、責任ある積極財政の考え方の下、危機管理投資と成長投資を大胆かつ戦略的に進めるとともに、スタートアップの振興などによって中長期的な成長力強化につなげていきます。あわせて、日本成長戦略や地域未来戦略等を踏まえ、民間投資を引き出すため、政府予算の予見可能性を高める観点から、通常の歳出とは別に『「強く豊かな日本」投資枠』を創設するなど、予算の作り方を根本から改めます。
こうした責任ある積極財政の考え方の下、財政運営の目標については、債務残高対GDP(国内総生産)比の安定的低下を中核に位置づけるとともに、その中でも可能となる財政規模を精査し、今後の予算編成に当たって市場の信認確保に配慮しつつ、通年の国債発行額などを具体化してまいります。
歳出規模の総額は、物価・賃金・名目経済規模・歳入見通し・政策効果・財政目標との整合性を踏まえ、経済の成長力強化と名目の経済規模拡大にふさわしいものとしていきます。
こうした新たな経済財政運営の取組を、責任ある積極財政に基づく中長期経済財政計画と位置づけ、2040年度までを計画期間とし、2040年度に230兆円の国内民間設備投資、1,100兆円に迫るGDPを実現するとともに、債務残高対GDP比を安定的に低下させることとし、できるだけ早期に実質1パーセントを上回る、名目3パーセントを上回る経済成長を定着させ、更に引上げることを目指してまいります。
こうした目指す経済財政の姿に向けて、経済財政諮問会議の下、ミクロ・マクロの両面から進捗状況を毎年度点検しつつ、強い経済と財政の持続可能性の一体的な実現に向けて全力で取り組んでまいります。
本日の原案を下に与党とも更に調整を進め、来月中旬に骨太方針を閣議決定することを目指します。
骨太方針が国民の皆様に対し、高市内閣における経済財政運営の方向性を明確かつ分かりやすくお示しするものとなりますよう、城内大臣を中心に与党とも連携しつつ、閣議決定に向けて最終調整を行ってください。
私からは以上です。ありがとうございました。
