経済安全保障推進会議
令和7年11月7日、高市総理は、総理大臣官邸で第8回経済安全保障推進会議を開催しました。
会議では、経済安全保障の更なる推進に向けての議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「経済安全保障推進法の成立から3年が経過しました。この間にも、国際情勢は、かつてない速度と複雑さで変化をし続けております。我が国は戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に置かれております。
このような中で、例えば、造船能力の復活や重要鉱物の確保など、サプライチェーン強靱(きょうじん)化のための施策の更なる強化の必要性がございます。特に各省でサプライチェーン調査をやっていただいていると思うのですが、これは不断に行ってください。そして医療インフラのセキュリティ向上を含む、基幹インフラ役務の安定提供に関する見直しの必要性もございます。
我が国は、こうした変化や新たな課題に対して、迅速かつ強力に対応していく必要があります。
国家安全保障戦略では、我が国の平和と安全のみならず、経済的な繁栄も含めた国益の確保を『経済安全保障』として位置づけています。
この内閣では、大胆な『危機管理投資』これによって力強い経済成長を目指すということともに、経済安全保障の確保を確実なものにしてまいります。
小野田経済安全保障担当大臣におかれましては、ただ今申し上げた点や有識者の意見も踏まえながら、経済安全保障推進法の改正に向けて、早急に検討を開始してください。
また、関係の大臣におかれましては、今後、法改正の検討の具体化に当たって、小野田大臣と緊密に連携いただくとともに、経済安全保障施策の効果的な推進に向けて、総合的なシンクタンクの創設を始め、この体制整備について、積極的な協力をお願いいたします。以上です。よろしくお願いします。」
出典:首相官邸ホームページ(当該ページのURL)