日米両首脳による米海軍横須賀基地訪問
令和7年10月28日、高市総理は、神奈川県でアメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領と共に、米海軍横須賀基地を訪問しました。
総理は、米空母「ジョージ・ワシントン」において、自衛隊及び在日米軍の隊員へ激励の挨拶として、次のように述べました。
「本日、米国の海軍創設250周年という記念すべき節目に、トランプ大統領と共に、地域の自由と平和を守る象徴である空母『ジョージ・ワシントン』で挨拶をするチャンスをいただいたことを心から光栄に思います。
まず何よりも日夜、我が国と地域の平和と安全のために尽力してくださっている自衛隊員、そして在日米軍の軍人の皆様に心から敬意と感謝を捧(ささ)げます。
6年前、この横須賀の地でトランプ大統領と亡くなった安倍晋三総理が、日米が共に手を取り合って、この地域の平和と安全を確保していくという決意を示しました。
今ここに再び、日米の最高指揮官が並び立ったこの機会に、私はその決意を引き継ぎ、インド太平洋を自由で開かれたものとし、そして地域の平和と繁栄の礎とする決意を新たにしました。
今、我々は、かつてないほど厳しい安全保障環境に直面しています。平和は言葉だけではなく、確固たる決意と行動によってこそ守られます。
あちらに見える『もがみ』と『まや』を含む自衛艦と、この『ジョージ・ワシントン』は、数多くの訓練を重ねてきました。また横須賀にいる多くの補給・整備に携わっている日米関係者の皆様、そして地域社会とのきずなが、米国海軍の活動を長年にわたって支えてきました。こうした幾層にもわたる日米の協力が、日米の抑止力・対処力を確かなものとしております。
私は決意しています。今後、日本の防衛力を抜本的に強化して、この地域の平和と安定に、より一層積極的に貢献していきます。
そのことにより、トランプ大統領と共に、世界で最も偉大な同盟になった日米同盟を、更なる高みに引き上げてまいります。
日米は共に帆を掲げ、自由で開かれた海を進みます。この横須賀から紡がれる航路は、日米のきずなを輝く未来へと導くことを確信しています。」
出典:首相官邸ホームページ(当該ページのURL)