沖縄豆記者団による表敬
令和7年7月30日、石破総理は、総理大臣官邸で沖縄豆記者団による表敬を受けました。
総理は、挨拶で次のように述べました。
「皆さん、こんにちは。総理大臣の石破茂です。暑いね。東京って沖縄より暑くない?絶対、暑いよね。沖縄担当の伊東大臣は北海道なんだよね。選挙区がね。私は鳥取県。知っている?どこにあるか知ってる?日本で一番ちっちゃな県なんだけどね。その出身ですが、北海道も暑い、鳥取も暑い、沖縄の方が涼しい。なんでだろうね、海洋性気候ってのはそういうものかもしれませんね。暑い中、本当にようこそいらっしゃいました。心より歓迎をいたします。
ただ今、沖縄の郷土愛あふれる素晴らしい歌と踊り、未来への強い決意に満ちた御挨拶で、皆さんから元気を頂きました。本当にありがとうございました。今、嘉手苅(かでかる)さんからお話があったように、沖縄は自然が豊かです。そして、国際色のあふれる独自の文化というものがあります。日本が世界に誇るそういう地域が沖縄です。皆さんには今回の取材活動でいろんなことを勉強して、いろんな知識を得ていただきたいな、と思っています。皆さんが生まれたところ、育ったところである沖縄、この文化を改めて振り返って、沖縄の魅力を再発見してください。
日本には47の都道府県があってね、これが日本一だ、みたいなものがあるんですね。で、沖縄にもいろんな日本一があります。パイナップルの生産量とか、マンゴーの生産量とか、いろんな日本一がありますね。読谷(よみたん)で、あなた方、読谷の人だよね。人口どれぐらいいる、読谷村って。そうだよね、これ日本で一番大きい村なんだよね。村の中では、日本で一番人口が多いのが読谷です。もっと人口が少ない市ってとこも日本にはたくさんあるんだけどね。沖縄の日本一っていろいろあるんだけど。ブランド研究所っていう研究所があってね、そこがあなたは幸せですかっていう質問を、日本国中、いろんな人にしたんだ。幸せですとか、ちょっぴり幸せですって答えた人が一番多いのが沖縄だった。一番幸せな人。もちろん幸せって何だろうってことはあるんだけどね。じゃあ、どうして幸せだと思いますかっていうと、家族がみんな仲良しだ、ということ。それが一番幸せの理由だというふうに、その研究所は書いていましたね。あとは、自分の県は魅力のある県だと思いますかと、自分の県に誇りを持っていますかという質問があって、これも沖縄は日本で一番だった。それが皆さんの沖縄というところです。
今回、皆さん35人いますね。初めて会ったっていうお友達が多いと思うんだ。明日は世田谷区で、また交流をして、いろんなお友達ができるんだろうな、というふうに思います。さっき歌っていただいた「てぃんさぐぬ花」っていうのを、これは10番まであるだってね、この7番には、行き届かないことは、一人でやらないで、助け合いなさいと、そういう歌詞なんだそうですね。みんなで助け合っていく、困った人がいたら、どうしたんだい、と声をかけてあげる。それがとても大事なことだと思っています。大臣は北海道、私は鳥取で自分の県っていいとこだなあって、自分の道って、いいとこだなって思ってるんだけど、やっぱり自分の沖縄っていいとこだよね、いろんな人に会って沖縄に来てねって言ってもらう。それはとても大事なことだと思っています。私も沖縄って何十回行ったかよく分かんないんだけど、遊びに行ったことが一度もない。一回でいいから遊びに行ってみたい、と思っていますが。でも食べ物おいしいよね。豆腐ようって知ってる、あれ泡盛飲む時に一緒に食べるんでね。皆さん方はあんまり馴染みがないかもしれない。あるいはてびちとかね、ラフテーとかね、グルクンとかね、おいしいですね。食べ物おいしくて、景色がきれいで、そしていろんな深い文化があって、そういうような沖縄を、もっともっとみんなが好きになって、日本中の人に、世界中の人に、沖縄に来てねということを、是非広めてもらいたいな、というふうに思っています。
今回のこの豆記者活動の経験をいかして、皆さん、それぞれがいろんなことを、将来やりたいなと思っていると思います。先生になりたいなとか、お医者さんになりたいなとか、いやいや、農業をやりたいなとか、漁業をやりたいなとか、いろんなことを思っているだろうと思います。将来、何になりたいか、いろんなことがあるんだろうと思いますが、今回の活動で、またいろんなことを学んで、お友達を増やしてください。本日はありがとうございました。」
出典:首相官邸ホームページ(当該ページのURL)