令和8年8月31日、高市総理は、総理大臣官邸で令和8年度介護職員の働きやすい職場環境づくり内閣総理大臣表彰・厚生労働大臣表彰に出席しました。
総理は、締めくくり挨拶で次のように述べました。
(高市総理)
本日は、皆様、御受賞おめでとうございました。すばらしいお取組の数々、感動しながら拝聴いたしました。今日、特に印象に残ったのは、「諦めない」という言葉、そしてまた笑顔でございます。
これは利用者様も、それから利用者のご家族も、それから職員も、みんなそうなんですけれども、自分の仕事が辛すぎて諦めない。職員の方々はそうだと思います。それから利用者様のご家族の方々もですね、自分のキャリアを諦めずに、家族との時間も諦めない。そういった世の中を作るために、テクノロジーを本当にフル活用して、取り組んでおられるということ、とても心強く、うれしく思いました。
私自身も過去にはヤングケアラー、今でいうヤングケアラーでしたが、昭和の時代でございますのでね、小学校1年生の女の子と、そして0歳児の弟を残して、働きに行く母親っていうのは、今だと、多少これは児童相談所に話が行ってしまうようなことかもしれませんが、当時は本当に困ったら、お隣さんに助けてもらって、あんたはミルクをやったり、それから離乳食作ったり、当時の布おむつでしたけれども、それを替えて洗濯して、これはお姉ちゃんが当たり前にやっていた。周囲もそうだったし、割と安全で御近所の支えのあった時代でした。
そしてまた年を重ねていきますと、私も、国会議員の仕事をしながら、親の介護で行ったり来たりの時期がございました。なかなかそれは、大変なことであったり、そしてまた、近年でしたら、夫の世話もございます。それでも、自分よりも相手のほうが辛いんだから、苦しいんだからと思うと、それはまた喜びを感じながら、できる部分もあるんですけれども、それでもやはり専門家の助けが必要で、専門家に頼った、プロフェッショナルの方々に、特に親の時は、頼ったこともございました。そんな中で、本当に助けていただきながら、私も、この年まで人生を歩んできました。諦めずに、やってこれたっていうのはたくさんの方々のお支えがあったからだなって、今、改めて思いました。
テクノロジーのフル活用ですけれども、これ平成26年に、もう10年以上前になりますね。私が総務大臣に最初就任して、なんだかんだ飛び飛びですが、4年間、総務大臣を務めた間にも、ICT技術を、介護の現場で生かせないかっていうことで実証事業をやってました。で、これが横展開できるとかなり変わるのになと思いましたが、なかなかそれが十分に、浸透しきれていなかった時代だったと思います。
そして去年、内閣総理大臣に秋就任しました。その頃、介護事業所の倒産件数が過去最多ということで、いや、これを放置すると本当に多くの方がお困りになってしまう。例えばお住まいとして、もう終の住みかとして入られたところが倒産してしまって行き場を失いますから、これはなんとかしなきゃっていうので、報酬改定もこれ前倒しをしようと、少しでもこの補正予算で応援をしようと、いうことで、最初に取り組んだ仕事の一つでございました。
これからも皆様の御活躍に多くの国民がお頼りすることになりますので、引き続き、厚生労働大臣と力を合わせて、支援をいたします。
御承知のとおり先の国会で『社会福祉法等の改正法』が成立しましたので、「生産性向上などの取組」を、国、都道府県の責務といたします。
それから、全ての都道府県でワンストップ相談窓口、これが設置されていますので、『省力化投資の促進プラン』に基づいて、「介護テクノロジー導入の支援」もいたしてまいります。
それから皆様のようなすばらしいケースについて、大いに参考にさせていただきながら、「わかりやすい事例集」も作ってまいります。
これからの「令和9年度介護報酬改定」においてですね、必要な「実証」・「導入」・「伴走」支援を行いますけれども、「取組の適切な評価」と、それから「介護従事者の処遇改善」、これを併せて検討してまいりますので、よろしくこれからもご指導のほどお願いをいたします。
皆様のますますの御活躍をお祈り申し上げます。今日は明るい未来を見せていただいて、ありがとうございました。諦めずに、できない理由を考えずに、できる方法を考えながら、共にチャレンジしてまいりましょう。感謝申し上げます。
おめでとうございました。
