令和8年8月21日、高市総理は、総理大臣官邸で第12回令和8年熊本地震非常災害対策本部会議・第2回令和8年8月千葉豪雨に関する関係閣僚会議に出席しました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
(高市総理)
本日も令和8年熊本地震に係る非常災害対策本部会議と令和8年8月千葉豪雨に係る関係閣僚会議を開催しました。
熊本地震ですが、発災から3週間以上が経過して、被災地では夏の暑さと長引く避難生活により、精神的にも体力的にも厳しい環境が続いています。
避難されている方々は、様々な事情を抱えておられまして、避難生活の長期化に伴い、ニーズも多様化しております。
また、地域経済を再生するために、被災地の地場産業の雇用を維持し、事業の継続を支えるための支援が必要です。
各大臣におかれては、被災地、被災された方々のお声を的確に把握して、それに応える取組を先手・先手で進めてください。
「個人の井戸の復旧」についても、今般新たに、「災害救助費」などにより、支援ができるようにしました。
また、「現地対策本部」に設置した「井戸水対応チーム」を中心に、井戸の洗浄が開始されております。
金子大臣は、「水道施設の復旧」に加えて、この「井戸の復旧」についても、工事業者の確保などの支援をしっかり行ってください。
JR九州、肥薩おれんじ鉄道については、一部区間の運休が続いています。
金子大臣は、早期の「全線復旧」を後押しするとともに、運休区間における「代替輸送」の確保について、対応を進めてください。
基幹産業である農林水産分野にも、大きな被害が確認されています。
山本大臣政務官(農林水産省)は、集出荷施設などの共同利用施設に対して、単純な復旧だけではなくて、将来を見据えた再編集約・合理化に向けた支援を継続・検討してください。
また、いぐさの織機などの農業用機械や施設の再取得・修繕、種子・種苗といった資材調達などの支援も検討して、農林漁業者が将来に希望を持って、生業を継続・再開できるように、必要な対策を速やかに取りまとめてください。
赤澤大臣は、「被災中小企業・小規模事業者支援」については、熊本県と連携して、被災事業者などの実態を踏まえて、「補助対象となる事業者の範囲」や「多重被災された方々」への支援を含め、丁寧かつ柔軟な支援に取り組んでください。
また、「雇用維持支援の強化」のため、上野大臣は、「雇用調整助成金の特例措置」が幅広く利用されるように、周知・広報にしっかり取り組んでください。
これまでの皆様の懸命の取組によりまして、「被災された方々への支援」や「生活インフラの復旧」などは着実に進んできておりますが、今なお多くの方が避難生活を余儀なくされています。
被災された方々に、1日も早く元の暮らしを取り戻していただけるよう、『支援策のパッケージ』を今月中に取りまとめ、政府として全力で支援をいたします。
各大臣、副大臣、政務官は、先日、熊本県の木村知事や「九州経済4団体」から頂戴したご要望、被災された方々、被災自治体から伺ったお声などを踏まえて、「できることは、全てやる」という決意の下で、必要な支援策について、早急に検討・調整を進めてください。
政府の総力を結集して、取組を加速してまいりましょう。
次に、「令和8年8月千葉豪雨」につきまして、各大臣は、千葉県を始めとする被災自治体などと緊密に連携をして、地元のニーズを的確に把握をしながら、1日も早い復旧に向けて全力で対応に当たってください。
被災自治体に対する支援として、本日、総額87億円の「普通交付税の繰上げ交付」を行いました。
林大臣は、被災自治体が、財政上、安心して復旧に取り組むことができるよう、対応をお願いいたします。
今後の大雨に備えて、金子大臣、あかま大臣を中心に、「被災した施設の点検」と「応急対策」を早急に進めるとともに、被害把握と原因分析を進めてください。
また、前回お願いしたとおり、「内水氾濫発生時の危険性」を日本全国に広く周知してください。
金子大臣、あかま大臣は、道路のアンダーパス部の冠水について、「予防的な事前通行規制の導入」や「遮断機の設置」を含めて、「進入防止対策の強化」などの取組と、これも全国への周知を速やかに進めてください。
それから、「道路上の被災車両」でございますが、関係機関で構成される「プロジェクトチーム」を設置して撤去に取り組んでおります。
国管理道路、県管理道路、千葉市管理の「幹線道路」においては、路肩に残るこの被災車両を含めて、撤去が完了しています。
金子大臣には、関係団体と連携して「レッカー車両の確保」も進めながら、生活道路など残りの被災車両の早期解消に取り組んでください。
大雨などによる災害が多く発生する時期が続きます。
日本の南の海上では「台風第18号」が発生しています。
金子大臣、あかま大臣におかれては、大雨などによる災害に備えた、「防災気象情報の発信」、「警戒態勢の確保」をお願いします。
今日御出席の関係大臣についても、必要に応じて協力をお願いします。
とにかくこの時期ですから、警戒を怠らず、緊張感を持って臨んでまいりましょう。
以上です。お疲れ様でした。
