「宇宙オリーブの種」帰還式&パラリンピック聖火「楢葉町の火」採火式 (福島県双葉郡楢葉町)

8月11日(水)に、楢葉町コミュニティセンターにおいて、復興庁が「東日本大震災発災10年復興発信事業」で助成した「東北復興宇宙ミッション2021(※)」により国際宇宙ステーションに打ち上げられたギリシャ産のオリーブの種の地球帰還式と、東京2020パラリンピック競技大会聖火に使用する楢葉町の火の採火式が行われました。
式には、ギリシャ共和国のコンスタンティン・カキュシス駐日特命全権大使ご夫妻をお迎えし、松本楢葉町長をはじめ横山復興副大臣、一般財団法人ワンアース長谷川代表理事、楢葉南北小学校の児童15人らが参加しました。
このオリーブの種は、町の2020年東京大会に向けた取組の1つである「復興ありがとうホストタウン」を縁としてギリシャ共和国より譲り受けたもので、宇宙オリーブの種として37日間の宇宙滞在を経た後、このたび地球に帰還したものです。
帰還式では、児童たちの手により、帰還したオリーブの種が丁寧に植え付けられました。町では今後、このオリーブの種から苗木を育て、町内各地へ植樹する予定となっています。
また、採火式では、空き缶の底を磨いて作った凹面鏡で太陽光を集める「採火実験」が行われました。当日はあいにくの曇り空で児童による採火は出来ませんでしたが、あらかじめ同じ方法で採火した種火が児童の手によってランタンに移され、楢葉町の火が灯りました。
この楢葉町の火は、8月15日(日)に、郡山市の開成山陸上競技場で福島の火として集火され、東京2020パラリンピック競技大会の聖火として東京へと送り出されることになっています。
(※)「東北復興宇宙ミッション2021」についてはこちら


